本格水冷のハードチューブを使えば、見た目の美しさと高い冷却性能を同時に実現できます。結論としては、必要な道具や正しい工程をしっかり理解することが成功の鍵です。詳しいステップや注意点については、ぜひ記事本編でご確認ください。
- 本格水冷ハードチューブの作業手順
- おすすめの本格水冷 ハードチューブ
- Thermaltake Pacific OD 水冷 PETG ハードチューブ OD 16mm x ID 12mm CL-W093-AL00BL-A
- uxcell PETGチューブ ハードチューブ 内径10 mm 外径14 mm 長さ0.5 M クリア PC水冷システム用 4個
- Fosa 堅いアクリルの水冷管付属品 1000MM 10x14MMの多彩 コンピュータに対応 (透明 10pcs)
- コンピューター水冷透明ハードチューブ、面取りなしリンクチューブ、16mm Od、12mm Id、500mm長さ、クリア、8パック
- acool Eisrohr 13/10mm PETG ハードチューブ 4本入り – 60cm[18513]
- 使用時の注意点
本格水冷ハードチューブの作業手順
必要な道具
ハードチューブ加工には、適切な道具が欠かせません。しっかりした準備をしておくことで、作業の効率や完成度が大幅に変わります。チューブの切断から曲げ、仕上げまでを円滑に行うためにも道具は事前に揃えてください。
代用品は作業精度が落ちるリスクがあります。時間や労力の面でも正規の道具を使うほうが安全で安心です。
チューブの計測とカット
配管レイアウトを想定して、チューブの長さを正確に計測します。余裕をもってカットしてから微調整するのがポイントです。正確な寸法を意識することで、フィッティングの接続もスムーズになり、漏れのリスクを低減できます。
パイプカッターなら少しずつカット可能です。長めに切って徐々に合わせる方法が失敗を減らすコツです。
曲げ加工のコツ
- 加熱温度の管理
- シリコンチューブ挿入
- 曲げ半径を確保
ヒートガンを用いてチューブを温めるときは、熱しすぎによる気泡や歪みに注意しましょう。シリコンチューブを挿入すると、内径のつぶれを防ぎながら曲げられます。曲げ半径を十分に確保しておくと、見た目も美しく仕上がります。
過度に加熱してしまった箇所は形が崩れやすいです。やり直しが難しい場合は、新しいチューブで再挑戦しましょう。
仮組みとフィッティング確認
カット・曲げしたチューブを仮組みし、フィッティングへ正しくはまっているかをチェックします。無理な力がかかっていると漏れの原因になるため、必ず全体のバランスを確認しましょう。事前の仮組みは完成度を高める秘訣です。
Oリングを傷つけないよう丁寧に差し込み、滑りを良くしたい場合は少量の潤滑剤を使うとスムーズに連結できます。
チューブ洗浄と最終仕上げ
- 削りカスの除去
- バリ取り後の洗浄
- 水道水で濯ぐ
カットや曲げで発生した削りカスやバリを除去し、最終的にチューブを水洗いします。細かなゴミが残ると漏れや劣化につながるため、入念に洗浄してください。仕上げの清潔さがループ全体の安全性を左右します。
中性洗剤で洗ってからしっかりすすぐのがおすすめです。シリコンチューブの抜け防止にも効果的です。
クーラント注入とエア抜き
すべての配管が終わったらクーラントを注ぎ、ポンプを作動させながらリークやエアをチェックします。エア抜きをしっかり行うことで内部圧力を安定させ、冷却性能の低下や水漏れを回避できます。半日ほど循環させるのが理想です。
ペーパータオルでPCパーツを覆い、即座に拭き取れるように準備しておくと万が一の場合でも被害を最小限に抑えられます。
おすすめの本格水冷 ハードチューブ
ここからは、Amazonで販売されている本格水冷ハードチューブのおすすめをご紹介します。サイズや加工のしやすさ、耐久性などを基準に選ぶと失敗しにくいので、ぜひ参考にしてください。
https://authentic-watercooling.jp/authentic-water-cooling-kit/
Thermaltake Pacific OD 水冷 PETG ハードチューブ OD 16mm x ID 12mm CL-W093-AL00BL-A
耐久性の高いPETG素材で曲げ加工しやすく、透明度も良好。16mm外径により配管が安定し、スマートなループが構築可能です。
ポチップ
uxcell PETGチューブ ハードチューブ 内径10 mm 外径14 mm 長さ0.5 M クリア PC水冷システム用 4個
複数本セットで短めの長さが特徴。少しの隙間も有効に使えるので、微調整が必要なレイアウトにおすすめです。
ポチップ
Fosa 堅いアクリルの水冷管付属品 1000MM 10x14MMの多彩 コンピュータに対応 (透明 10pcs)
10本入りでたっぷり使えるので練習や予備にも便利。アクリル素材がしっかりしており、曲げ加工でも歪みにくい仕様です。
ポチップ
コンピューター水冷透明ハードチューブ、面取りなしリンクチューブ、16mm Od、12mm Id、500mm長さ、クリア、8パック
面取りが施されていないため自在に加工できる反面、扱いにはやや慣れが必要。8パックで作業ミスにも余裕を持てます。
ポチップ
acool Eisrohr 13/10mm PETG ハードチューブ 4本入り – 60cm[18513]
13/10mmサイズで扱いやすく、透明度も高いPETGチューブ。4本セットで、ほどよい長さを使い切りやすいのも魅力です。
ポチップ
使用時の注意点
熱によるチューブ変形
ハードチューブは熱で曲げ加工をするため、高温のあて方にムラがあると歪みや凹みを起こしがちです。時間をかけて均一に加熱し、焦らず形状を整えてください。高温にし過ぎると気泡が発生する可能性もあるので注意が必要です。
チューブ表面に波打ちが起きたり、最悪の場合チューブが焦げてしまいます。温度管理に細心の注意を払ってください。
漏れチェックの徹底
作業後のリークテストは徹底しましょう。フィッティングの締め付けが甘いとわずかな圧力差で水が漏れ出します。特に曲げ加工の多い箇所やフィッティング周辺を重点的に確認し、問題があれば緩みを再調整してください。
最低でも数時間、可能なら半日程度の通水が理想です。その間はポンプだけを稼働させてチェックしましょう。
経年劣化に備える
PETG素材は長期間使用すると黄ばみや白濁が生じる場合があります。定期的にクーラントを交換して色の変化をチェックし、必要に応じてチューブごと交換を検討するのがおすすめです。美観を保つには日頃の点検が大切です。
冷却液の品質や高温状態を避ける工夫、日光の直射回避などが有効です。こまめなメンテナンスが長持ちの秘訣です。
まとめ
- 作業前の道具チェック
- 正確な計測
- 適切な曲げ温度
- 仮組み調整
- 洗浄の徹底
- エア抜きの重要性
- リークテストで安全確認
- 定期的なメンテナンス
これらのポイントを守ることで、ハードチューブで美しく効率的な本格水冷PCを構築しやすくなります。道具選びから加工、組み立て、クーラント注入に至るまで、一つひとつの工程を丁寧に行うことが成功の鍵です。
冷却力だけでなく見た目も魅力的な本格水冷ハードチューブに、ぜひ挑戦してみてください。
