【本格水冷ソフトチューブ】作業手順からおすすめ商品まで徹底解説‼︎

本格水冷の中でも、ソフトチューブは初心者でも取り入れやすいのが魅力です。柔軟な配管が可能でありながら十分な冷却性能を発揮し、改造のしやすさもメリットの一つといえます。今回は、ソフトチューブならではの作業手順や注意点などをまとめました。快適な水冷環境を構築したい方は、ぜひ続きをご覧ください。

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本格水冷ソフトチューブの作業手順

必要な道具一覧

ソフトチューブを使う本格水冷では、上記の道具が基本的に必要です。特にチューブカッターを使うと作業がスムーズになるため、正確に切れる工具を用意しておきましょう。また、漏れチェックやエア抜き時のトラブルに備え、ペーパータオルや布タオルは多めに準備しておくと安心です。

装置類の洗浄

組み立て前に、水枕やラジエーター、フィッティングなどの水冷パーツを温水でしっかり洗浄しましょう。加工時の油分や金属片が残っている場合、冷却水が汚れて電蝕や目詰まりを引き起こす恐れがあります。精度の高い冷却効果を長く維持するためにも、作業前の洗浄は丁寧に行うのがポイントです。

チューブカット時のポイント

ソフトチューブを切る際は、端面がまっすぐになるようにカットしてください。斜めになるとフィッティングとの接触面積が減り、水漏れを引き起こす可能性があります。複数回使い回したチューブは変形している場合があるため、なるべく新品を使うのがおすすめです。カット面がきれいだと見た目にも影響し、組み立て後のリスクを下げられます。

フィッティングへの装着

切断したチューブは、まずフィッティングのキャップを通してから奥まで挿し込み、キャップを締め付けます。しっかり圧着されると水漏れを防げるので、緩んでいないか定期的にチェックすることが大切です。また、経路潰れが起きないよう適切な取り回しと最小限の曲げ角度を意識しながら装着すると、冷却効率が維持できます。

注水とリークテスト

注水はメインボードを起動せず、ポンプのみ通電させて行います。周囲にペーパータオルを敷いておくと、水漏れを素早く発見可能。チューブやフィッティング接合部から滲んでいないか確認し、数時間テストを続けます。ここで問題がなければエア抜きや冷却性能試験に移れます。慎重に行うほど、後のトラブルを減らせる重要な工程です。

エア抜きと動作確認

最後にエア抜きを兼ねてPCを起動して動作をチェックします。リザーバーのフタをやや緩める、ケースを軽く傾けるなどで気泡を逃がしやすくするのがコツ。気泡が多いと冷却効率が落ちるので、根気よく対応してください。十分にエアが抜けたら、クーラント量を適宜補充して完成です。こうしてソフトチューブならではの柔軟な配管を活かした本格水冷システムが完成します。

おすすめの本格水冷ソフトチューブ４選

ここではAmazonで入手しやすいソフトチューブを4つ紹介します。すべて本格水冷に適した耐久性と柔軟性を備え、初心者から上級者まで幅広く活用できる商品ばかりです。取り回しの良さや透明度などを比較して、自分の水冷環境にぴったりなチューブを選びましょう。

fosa 水冷チューブ1m、ユニバーサル3/8スリムコンピューターPVC水冷チューブラジエーターPUシリコーンソフトチューブ

耐摩耗性に優れるPVC素材で扱いやすく、コンパクトなPCケースでも取り回しがしやすい設計です。シリコンの柔軟性も感じられ、適度な硬さが冷却水の流量確保に貢献します。初めて本格水冷に挑戦する方にぴったりです。

水冷PVCパイプ ソフトパイプ 透明チューブ コンピューター水冷チューブ

このチューブは高温にも低温にも対応しており、負荷の高い長時間稼働でも性能を維持しやすいのが特長。透明度が高く、クーラントの色を活かしたライティングも楽しめます。安心感のある厚みで、初心者でも取り扱いやすいでしょう。

uxcell 8x12mm 透明PC水冷チューブ ソフトシリコン パイプ ホース

内径8mm・外径12mmの絶妙なサイズ感で、曲げにも強く潰れにくい仕様。耐久性に優れ、長期間の使用でも変色が起こりにくいと好評です。ソフトチューブの利点を最大限に活かせるモデルといえるでしょう。

NATRUSS 水冷PVCパイプ 長さ約1m 内径約9.5mm 外径約12.7mm

ソフトチューブの中でも比較的肉厚で、真空状態でも潰れにくいのが強み。強いポンプを使う方やケース内部で大きく配管を回したい方に適しています。透明タイプなので、クーラントの着色を綺麗に見せたい方におすすめです。

使用時の注意点

冷却水の交換頻度

ソフトチューブでも定期的なクーラント交換を怠ると、微細な汚れや錆が付着しやすくなります。水冷パーツの劣化を防ぐには、目安として3～6カ月ごとにクーラントを入れ替えましょう。特にチューブが透明タイプの場合は色の変化で汚れを察知できます。

ファンやポンプ制御の最適化

水冷とはいえ、ラジエーターを冷やすファン制御が不十分だと温度が上昇します。マザーボードのファン制御機能を利用し、CPU温度の上昇に応じてファン回転数を調整すると、音と温度のバランスを保ちやすいです。ポンプ速度も調整できるなら、流量とのバランスを見極めながら設定してみましょう。

配管レイアウトの安定性

ソフトチューブは曲げやすい反面、長期間使用すると経年劣化で硬化したり色が変化したりすることもあります。また、余計に長すぎるチューブは折れ曲がりを起こしやすいので、必要最低限の長さで配管するのがおすすめ。タイトな取り回しはリスクを高めるので、クランプやバンドでしっかり固定しましょう。

まとめと最終チェック

ソフトチューブを採用した本格水冷システムは、配管の柔軟性を活かして美しくまとめやすい点が魅力です。

ただし、チューブの硬化やフィッティングのゆるみ、クーラントの汚れなどトラブルを防ぐには定期的なメンテナンスが不可欠。

作業手順をしっかり把握し、リークテストやエア抜きを丁寧に行えば、静音性と冷却性能を同時に楽しめる最高の環境を作り上げられます。ぜひ本格水冷ソフトチューブで快適なPCライフを満喫してください。